幸せの音
その言葉を信じていいの?
バカな私は信じるための理由が欲しくて
あれもこれも
無い知恵を絞って
私を好きでいてほしい
と同時に
私を好きではない
どちらにしても
「本当」が知りたくて
大好きだったら
その気持ちを止めるのは無理なのかも
それでも相手や自分を傷つけてしまうなら
好きにならないようにしなくちゃ
そんな気持ちだった
あなたのひとつひとつが
すべて
「好き」
で
そのたびに握っている手が震える
ぎゅっと強く抱きしめて
手を繋いで
腕を組んで
ああだこうだと話しているうちに
「本当」よりも
「今」が大事
よく言われてたことの意味を
心が一瞬感じた気がした
そして
たとえ「嘘」「偽り」だとしても
もう戻れないことに
好きにならないようになんてできない
だって大好きだから
このあたたかい背中が
手が 腕が 胸が 唇が
全てを語ってる
初めて聞いたあなたの心臓の音
生きてる
今
一緒に生きてる