にゃんぴょんの夢

人を好きになるって、どうしてこんなに彩り豊かなんだろう。

無数の世界

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もしも、とか、よく思う

意味ないってわかってても

選択した数々の分岐点で

なんだか間違えた気がして

後ろを振り返ることがよくあった

 

いつからだろう

もしも、を考えなくなったのは

 

例えばあなたのことで

もしも、と思う事が

全くないわけじゃないけど

私の人生そのものに対してのもしも、が

いつの間にかなくなっていた

 

今あなたを想って

泣いたり笑ったりして

恋愛なんかする気持ちが

これっぽっちもなくて

でも

それでいいと思ってた

それでも幸せだったし

そんな人生もいいなと思ってたし

 

なのにあなたに出会ってから

何もかもが変わって

私はちょっぴり弱くなった

そして気付いたんだ

一生懸命一人で生き抜くと

子供を育て切ると

必死になっていたことに

そんな事に気付かないほど

毎日毎日

一生懸命だった

 

もしあの時こうしていたら

もしあの時あっちを選んでたら

歳を重ねるたび選択した回数は増えて

もしもの世界は無限に広がる

現実は一つきりなのに

 

きっとあなたに会った事で

幸せももらった

笑顔も増えた

だけどちょっとだけ

頼りたくなった

一人で生きてきた肩の力が抜けたら

なんだかむしょうに涙が出てきた

 

きっと自然なありのままの私はこっち

それを知らずに必死に走ってた

 

今は色々あって

なかなか元気になれないけど

あなたのせいじゃないよ

あなたはきっと私を救ってくれた

焦らない

頑張りすぎない

何度も何度もあなたがくれた言葉を唱える

 

ねえ

これからは

走らなくても

ゆっくり歩いて

時々立ち止まって

 

それでも許されるのかな

許される

そう

私は誰だかも何だかもわからない何かに

ずっと許されたかった

あなたが許してくれるかな